- 「ロンドン時間」って正確にいつから?
- 東京時間や NY 時間と何が違うの?
- なぜロンドン時間にボラが集中するの?
- デイトレで狙うなら、どの時間帯が現実的?
以下で整理します。
FX 市場は 24 時間動いていますが、すべての時間帯が同じ顔つきというわけではありません。値動きが集中するのは 東京 / ロンドン / ニューヨーク の 3 つのセッションで、特にロンドンセッションは 1 日の値動きの中心です。
ロンドンセッションの時間、特徴、ボラが集中する理由、そして実際にデイトレで取りに行く際の使いどころを見ていきます。
ロンドンセッションの時間

ロンドンセッションの時間帯は、夏時間(BST)と冬時間(GMT)で 1 時間ずれます。
| UTC(GMT) | 日本時間(JST) | |
|---|---|---|
| 冬時間 | 08:00 〜 17:00 | 17:00 〜 02:00 |
| 夏時間 | 07:00 〜 16:00 | 16:00 〜 01:00 |
検証用のシンプルな目安としては、UTC 7 〜 12(最初の 5 時間)を「ロンドンの動き出し」、UTC 12 〜 16を「NY と重なる本格稼働」と分けると分かりやすいです。多くのブレイクアウト戦略はこの最初の 5 時間を狙います。
なぜロンドン時間にボラが集中するのか

理由は 2 つあります。
- ロンドンは 世界最大の外国為替市場。1 日の取引高の約 4 割がロンドン経由
- 東京時間との 1 〜 2 時間の重なりと、NY 時間との 4 時間の重なりがある
東京時間(UTC 0-9)の終わり頃にロンドン勢が参加してくることで、東京時間でレンジ気味だった相場が一気に動き出します。これが 「ロンドンオープンの初動」と呼ばれる現象です。
デイトレで使うパターン

ロンドン時間を使った代表的な戦略は次の 3 つです。
ロンドン時間の代表戦略
- (1) ロンドンオープンブレイクアウト:アジアレンジを上下どちらかにブレイクしたら追従
- (2) 当日高値 × ローソク足パターン:ロンドン時間の高値圏でインサイドバーや同時線を待つ
- (3) NY 重なりトレンドフォロー:UTC 12-16 でロンドン方向にトレンドが乗っていれば追加
(1) は最もシンプルで、東京時間(UTC 0-7)にできた高値・安値を水平線として引き、ロンドン時間(UTC 8-11)に上下どちらかをブレイクしたら追従する戦略です。実データ検証では USDJPY 1 時間足で PF 1.15 / 668 取引と、頻度の高い実用ライン手法でした。
注意点 — 経済指標とサマータイム

ロンドン時間は欧州の経済指標が集中する時間帯でもあります。ECB 政策金利、ドイツ ZEW、英 CPI などはすべてロンドン時間に発表されるため、指標発表の前後 30 分はエントリーを避けるのが安全です。
ヒント:MetaTrader や ForexTester のチャート時間は通常ブローカーサーバー時間(GMT+2 や GMT+3)です。ロンドンの 8:00 GMT が、自分のチャート上で何時にあたるかを必ず確認してから検証してください。

まとめ

ロンドンセッションは 1 日の値動きの中心で、特に最初の 5 時間(UTC 7-12)にブレイクアウトの好機が集中します。アジアレンジブレイク、当日高値ブレイク、ローソク足パターンとの組み合わせなど、検証で実用ラインを出している戦略は数多くあります。
時間帯フィルターを 1 つ入れるだけで、レンジでの無駄打ちを大きく減らせます。手法を絞り込みたい人にとって、最初に取り入れるべきフィルターです。

